【家賃手当】公務員が最もおトクに住居手当をもらう方法は?持ち家派も賃貸派も有利【譲渡型賃貸住宅】

公務員のつぶやき

公務員の魅力のひとつ…それが福利厚生です。

その中でも住居手当は、誰もが知る一般的な手当ではないでしょうか。

しかし、家賃によって支給額が違うこと、対象外があること、利用者によってこのメリットに差が生じることは、あまり知られてはいません。

えええ?

手当が人によって違うのか?

収入が増えにくい公務員なんだから

住居手当は賢く利用すべきだよ

住居手当は福利厚生制度ですから、あらかじめ規定されているとおりに支給されます。金銭的事情がどれだけ困っていても、困っていなくても関係ありません。

だからこそ、その制度を正しく理解して、お得に活用する必要があります。

【この記事を読むと】
・住居手当の制度がわかる
・一番お得に活用する方法がわかる

僕も住居手当をもらっているよ
ほんとは持ち家派なんだけどね

住居手当は30年間もらい続けると1,000万円を超える「重大な収入」です。

せっかくの福利厚生ですから、正しく理解していきましょう!

※本記事は国家公務員の場合を例に作成しています。地方公務員の住居手当は各自治体が条例で定めているためこの限りではありません(ほとんどの自治体は同様としているんですけどね…)。

住居手当とは?

概要

住居手当とは、職員が住む賃貸物件(アパート/マンション/一戸建て等)にかかる家賃の一部を、補助するために支給される手当です。

なお、支給額は一律ではありません。16,000円~28,000円と1万円以上の差があり、これは家賃に応じて決定します。

【住居手当】一般職の職員の給与に関する法律第11条の10(e-Gov法令検索
~持ち家手当の廃止~
平成21年12月に国家公務員への支給が廃止されました。これに伴い、地方公務員に対する支給もほとんどの自治体で廃止されています。

いくらもらえるか

3つのケース
➀家賃:16,000円以下→支給なし
②家賃:27,000円以下→一律16,000円
③家賃:27,001円以上→計算式のとおり
➀②はとてもシンプルですよね。
利用者のほとんどが③に該当するでしょうから、ここでは省略させてください。
では、③家賃:27,001円以上のケースの計算式についてお話しします。
【計算式】
(家賃-27,000円)÷2+11,000円
※上限:28,000円
つまり…
  • 家賃:30,000円→手当:12,500円(自己負担:17,500円)
  • 家賃:40,000円→手当:17,500円(自己負担:22,500円)
  • 家賃:50,000円→手当:22,500円(自己負担:27,500円)
  • 家賃:60,000円→手当:27,500円(自己負担:32,500円)
  • 家賃:70,000円→手当:28,000円(自己負担:42,000円)
  • 家賃:80,000円→手当:28,000円(自己負担:52,000円)

上記のような早見表のようになります。

家賃:7万円を超えると上限:2.8万円が適用されることがわかりますね。

対象外となるもの

住居手当は、賃貸での暮らしにかかるすべての料金が対象になるわけではありません。

対象外となるものの例としては…

  • 共益費
  • 管理費
  • 駐車場代
  • 町内会費
  • 光熱費
  • インターネット代 など

あくまで「家賃」の手当ということです。

人事部からは家賃金額の証明として、賃貸借契約書のコピーを求められるでしょう。

おトクな賃貸物件の選び方

お得に住居手当をもらうためには、自己負担率が最も低くなる物件を選ぶのが重要です。

そのために考えておきたいのは

  • 家賃はいくらか?
  • 家賃に何が含まれるか?

この2点!


まず、家賃に占める自己負担率を考えてみましょう。
  • 家賃:60,000円→手当:27,500円/自己負担:32,500円
    ⇒自己負担率:54.166%
  • 家賃:61,000円→手当:28,000円(自己負担:33,000円)
    ⇒自己負担率:54.098%
  • 家賃:62,000円→手当:28,000円(自己負担:34,000円)
    ⇒自己負担率:54.838%
  • 家賃:63,000円→手当:28,000円(自己負担:35,000円)
    ⇒自己負担率:55.555%

家賃:61,000円の物件が最も自己負担率が低く、お得であるとわかりますね。


つぎに、家賃に何が含まれているのかを知りましょう。

もしも下記の物件があったなら、どれが一番いいでしょうか?

  • 家賃:6.1万円(別途:駐車場1台につき5,000円)
  • 家賃:6.1万円(インターネット回線なし)
  • 家賃:6.1万円(駐車場無料&インターネット無料)

もうお分かりですね(笑)

同じ家賃でも、別料金が発生する物件はたくさんあります。


【お得な物件とは?】
家賃:61,000円で別料金がかからないもの

【本題】最大限に有効に活用するには

ここからが本題って

どうゆうことだ??

大きな声では言えない

裏ワザがあるんだよ

住居手当は
1年間で336万円(28,000円/月×12ヶ月)
30年間で1,008万円をもらうことができます

しかし、多くの方が途中でマイホームを購入するため、この福利厚生を30年間受け続けることができません。

ここから先は、住居手当を受けながらもマイホームを手に入れるための「裏ワザ」の紹介となります。

譲渡型賃貸住宅を活用する

【譲渡型賃貸住宅】
一定期間家賃を支払うと、土地・建物が入居者に譲渡される住宅
例:家賃が実る家(外部リンク)
知っていましたか?
つまり、払った家賃が無駄にならない!
「持家派か賃貸派か?」という論争がある中、ハイブリッド型として新たに誕生した仕組みです。
住宅ローンを払うような感覚でしょうが、大きく違うのが「払うのは家賃」であること。
もうお気づきですね?
………
……

もしかして住居手当が

もらえるんじゃね…?

住居手当をもらいながら住んでいれば、いずれ新築一戸建てが手に入る…もしも家賃:61,000円なら自己負担率は54%ですから、かなりの破格であると言えます。

そんな方法を紹介してみました!

事前に人事部へ相談を

この「譲渡型賃貸住宅」は新しい仕組みです。

おそらく住居手当は、これを想定していなかったでしょう。

あくまで「家賃」の補助であるなら、譲渡契約が付いている物件は対象外となるかもしれません。

個人的にアンケートをとりました

Q:譲渡型賃貸住宅で住居手当をもらうのはありか?

  • 問題ない→67.9%
  • 問題あり→32.1%

意外とみなさんが肯定的で驚きました。

良いも悪いもその判断は各自治体です
譲渡型賃貸住宅で住居手当が受けられるかどうかは、明確には判断できません。
特にあたなが地方公務員であれば、これを判断するのは、各自治体に任せられます。
事前に人事部などに相談しておくことをおすすめします。

最後に

住居手当は理解した上で利用するのと、何となく利用するのとでは大きな差が生まれます。

上限:28,000円を30年間もらい続ければ、1,008万円にもなる大きな手当ですから、「知らない」はあり得ません。

ルールはとてもシンプルですから、分かれ道は「知るか」「知らないか」ですよ。

公務員で高収入は見込めませんから、こういう金銭的な福利厚生を有効活用することによって、少しでも可処分所得を確保していきたいものですね。

この記事がみなさんの役に立つと嬉しいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。