公務員のページへようこそ!
こんにちは、いればです♪
ここでは公務員という職業とどう向き合うか?について書いていきたいと思います。
職場での同僚との会話や、Twitterのタイムラインをみると、公務員として働き続けることへの不安や不満の声に溢れているような気がしてなりません。民間企業への転職を考える方もいます。
もちろん、どこにも正解はありませんし、余計なおせっかいかもしれません。しかし、せっかく同じ悩みを抱える公務員の同志ですから、考えを共有して良い方向に変えていきたいのです。
平成31年4月に地方公務員になり、はや2年目の後半を迎えています。まだまだ未熟ではありますが、7年の社会人経験があり、自分なりの仕事観が芽生えたところです。
もくじ
公務員になった理由は明確?
公務員を志望した理由は覚えていますか?
きっと給与や待遇以外にも、就職したい理由はあったはずです。
仕事がマンネリ化したり、辞めたいと思ったりしたら、一度思い返すことをおすすめします。
民間サラリーマンと公務員の違い
民間サラリーマンは
モノ・サービスを提供することで自社の利益を追求することを目的として活動する組織の一員です。得た利益を次の事業へ活用しビジネス発展させる仕組みのため、企業本体の収益や個人の貢献度によって報酬が変動します。
一方で、公務員は
行政サービスを提供することで国民(住民)のより良い暮らしを追求することを目的として活動する公的組織の一員です。税金を財源とし「全体の奉仕者」として働くため、業務量は変動するのに対して報酬は固定されます。
大きな使命感
民間企業は「ビジネスとして稼げる」ことを基準にサービスを提供していきます。
ひとえに社会貢献活動と言っても、公務員とは全く違うものだと理解する必要がありますよね。
銀行を例にすると
「地域の経済活動を支援する」と言っても、支援できるのは融資可能な企業や個人に限ったもの、「人生設計の手伝いをする」と言っても、支援できるのは収入や資産がある個人に限ったものなんです。
では、公務員の領域はどこかと言うと
民間サービスが相手にしない企業や個人事業主や家庭を含めた、すべての人たちへのサービスですよね。
公務員のやりがい
すべての人のために働き、多くの人と関わりながら仕事ができます。
民間であれば「差別化しろ」「金にならない」と一蹴されることも、すべての人に中立・公平で、困った人の生命線である行政サービスならできます。すべての人の「当たり前」を守るお仕事です。
当たり前すぎて、住民からは感謝されないかもしれません。やらなければ「怠慢だ」と言われるかも。しかし、それは住民個人の性質の問題です。
同様に「やりがい」も本人の心の問題です。公務員の仕事は間違いなく、仕事の向こうに住民がいますし、なくてはならない仕事です。他では味わえない、魅力的なやりがいです。
メリットだってある
公務員のメリットって数えきれないほどにあります。
誰しも理想はありますが、高い場所ばかり見て、目の前を見失っては勿体ないですよ。
安定収入
これが一番の良さですよね。
地方公務員の平均年収651万円(平均年齢41.5歳)
会社員の平均年収500万円(平均年齢43.1歳)
プライベートを大切にできる
プライベートを充実させるための制度があります。
完全週休二日制はもちろん、各種休暇・休業制度や時短勤務などの活用を職場がバックアップしてくれます。もしもそんな環境でなければ、人事に言えばそれで済みます。環境づくりができない上司が100%悪いのですから。
ワークライフバランスが実現したい人にとっては、理想的な職場環境でしょう。
法知識の習得
公務員にとって法律の知識は必須です。
法に基づいて日常業務を行い、ときには強制力を以ってこれを行使します。仕事を通じて、幅広く実用的な法知識を習得できることは、この法治国家で自由に生きる武器になります。
サラリーマンがビジネス感覚を磨く一方で、公務員はリーガルマインドが身に付けます。人の知らない武器を得られる環境だというのは、忘れてはいけません。
きっと悩みはみんな同じ
同じ公務員ですから、抱える悩みや直面する壁は似ているのではないでしょうか。
どんな悩みが多いのか、共有してみましょう。
給与面での不満
給与は魅力って一面はありますが、それは平均に対しての話。やっぱり活動的な若いときには多くお金が欲しいし、一生懸命にやっても怠けても変わらない給与には不満が募ります。
真面目な人ほど損をする給与制度は、納得がいきません。
クレームやトラブルの対応
せっかく住民のために仕事をしているのに、それに感謝されません。そのうえ、理不尽なクレームを受けることすらあり、恩を仇で返されることは、あるあるですよね。
事務仕事は面白くない
定型(ルーティーン)仕事だったり前例主義であったり、いわゆる「お役所仕事」をさせられていては、面白くありません。自分で考えて工夫して、改善したり提案したり、主体的にやりたい人だっています。
働く先に“何か”を見据える
「仕事をしているだけ」「やらされているだけ」で、せっかくの20~60歳が勿体ないです。
得た知識を活用する
公務員として知り得たことは、自分の生涯において活用できる知識の宝庫!
地域の歴史や観光資源・住んでいる人・地元企業・税金の算出方法・手当や助成金の内容・災害時の対応・条例のこと・議会のこと…
公務員にならなければ知らなかったことがたくさんありませんか?働きながら習得できる知識が、人生設計に役立つとすればお得ですよね。
仕事への適性を見極める
一生公務員でいる必要ってありますか?
事務ミスを全く起こさない人や事務仕事が楽しい人は、今の仕事が向いているのでしょう。それが活かせる職場は、きっと公務員以外にもあります。
営業がやりたくなった!観光の現場で働きたい!って人もいると思います。その仕事に必要な知識やスキルには、公務員だからこそ磨けるものもあります。
辞める意思が強いのなら、転職前の自己啓発期間だと割り切って、仕事をするのもありだと思います。
ビジネスに繋がる趣味を持つ
「個人の時代」ですから、仕事をしながらビジネスの準備をしたり、とことん好きなこと・趣味をやっていくのはどうでしょうか。
私の場合はFXやブログ運営がそれですよ。もちろん、ブログに関しては収益化すれば副業規則に違反するため、現職中はあくまで趣味(無報酬)です。
e-Sports(ゲームの競技化)が進めば、賞金を得る公務員兼プロゲーマーが出現するかもしれませんし、IR(統合型リゾート)により国内カジノが許可されれば、公務員兼プロポーカープレイヤーが出現するかもしれません。賞金やギャンブルであれば副業ではないですから。
ワークライフバランスが充実した公務員だからこそ、目指せる領域なのかもしれません。
最後に
公務員の仕事も、その環境も、待遇も、とても素晴らしいです。これは民間から転職した私自身が強く感じていることでもあります。
そんな公務員を「なんとなく」「民間の方が良いかも」って、もしも一時的な感情で辞めてしまうのだとすれば勿体ないですよ。
だからと言って、一生公務員である必要もありません。じっくり悩んで転職すれば良いですし、働きながら自分のビジネスプランを練るのも良いと思います。
「全体の奉仕者」であることはもちろんですが、自分の大切な将来も見据えて過ごしましょう。
同じ公務員として、みなさんと意見交換ができると嬉しいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。